おうちぱんのブログ

日々是好日

パン作りの工程(機械ごね)

パン作りの工程(手ごね)の続きです
まだ読まれていない方はこちらをお読みください。

ouchipan.hatenablog.com

 

最近は機械を使って手軽にパン作りを楽しむ事が出来るようになりました。

今回は機械ごねの工程をお話させていただくのですが手ごねとほぼ同じです。

使用する機械の種類によって少しポイントが異なりますので

そこら辺をお伝えできれば・・と思います。

 

ホームベーカリーは生地ごねから焼き上げまで

全ての工程を自動で行ってくれます。

機能も充実しており「ケーキコース」や「ジャムコース」など

パンを作るだけではありません。

ホームベーカリーの他にもニーダー(パンこね機)・スタンドミキサー

フードプロセッサー・餅つき機など色々な種類の機械があります。

 

じゃあ一体どれを選べばいいのか?

それは作る頻度や量、ご予算で選んでいただければと思います。

パン作り初心者で少量を作るのであれば比較的安価で

生地作りを全てカバーしてくれるホームベーカリーがよいかと思います。

また、パン作りを極めたい方や大量に焼いてお裾分けしたい方はニーダーを

パンだけではなくお料理やお菓子作りも楽しみたい方は

スタンドミキサー・フードプロセッサー・餅つき機をオススメします。

 

材料を計量する

手ごねの時と同じくレシピ通りに計量します。

フードプロセッサーの場合イーストを水分へ溶かしておくと作業がスムーズです。

 

生地ごね

機械によってこねる時間が違いますが

共通していることはバターはある程度まとまってから入れるです。

フードプロセッサー以外は大体15分前後で生地がこねあがります。

 

スタンドミキサーは粉類をボウルに入れてスイッチ(低速)を入れます。

周りはじめたら徐々に水分を入れ6分間こね、その後油脂を加えます。

そして再び低速で約9分間こねると生地が完成です。

 

フードプロセッサーはパン用の羽を使います。

粉類と水分(イーストが溶けている)をセットし蓋をしてスイッチを入れます。

1分位で生地がまとまってくるので一度スイッチを切り、

油脂を加え再び蓋をしてスイッチを入れます。30秒回して生地が完成です。

あまり回しすぎると生地の温度が上がってしまいますので、

30秒で一度様子を見てください。

 

その他の機械は粉類をセットしてスタートボタンを押します。

5分位で生地がまとまるので油脂を加え生地が出来上がるのを待つだけです。

 

一次発酵

~ホームベーカリーの生地作りコースやニーダー・餅つき機はこの工程を省けます~

こねあがった生地をボウルに入れて

乾燥しないようにラップや濡れ布巾をかけて発酵していきます。

 

生地が大体2倍になるまで発酵させます。

発酵方法には色々ありますが発酵機能がついたオーブンを使ってもいいですし、

少し時間はかかりますが室温で発酵しても大丈夫です。

 

パンを作り始めた時は湯せんをして発酵していたのですが

途中でお湯を入れ替えるのが面倒だったので発泡スチロールにボウルを入れ

蓋の裏側にカイロを貼って簡易の発酵器を作って発酵していました。

 

発酵終了の見極めは2倍に膨らんでいるか、指先に粉をつけて生地を挿して

穴が塞がらないかチェックします。(フィンガーチェック)

穴が塞がるようだったら発酵不足なのでもう少し発酵させてください。

挿した時に生地がしぼんでしまうことがあります。発酵し過ぎです。

酸味が出たり二次発酵が上手くいかなかったりしますので気を付けてください。

過発酵した生地はピザや総菜パンにすると酸味や膨らみ不足がごまかせます。

 

~ここからは手ごねの工程と同じです~

分割・成型

発酵が終われば分割をして成型をしていきます。

分割の際に生地を引きちぎってしまうと生地が傷付いてしまうので

カードやスケッパーなどを使って分割するようにしてください。

 

二次発酵

最終発酵です。

この時も乾燥しないようにラップや濡れ布巾をかけて発酵していきます。

約2倍(出来上がりの8割の大きさ)を目安にしてください。 

生地の表面を優しく押してみて指の後が少し残るくらいがいいとされています。

二次発酵を高温にするレシピもありますが、

私は一次発酵と同じ温度でゆっくり発酵させていきます。

 

焼成 

発酵が終わればオーブンで焼いていきます。

ポイントは・・

過発酵を防ぐために発酵が終了するまでに予熱を終えておく、

家庭用のオーブンだと焼く温度より少し高めに予熱しておくです。

そしてオーブンに生地を入れたら扉をすぐに閉めてください。

開けっ放しにすると折角上がった温度が下がってしまいます。

温度を上げるにも時間がかかってしまい焼き色がつかない、生焼けの原因になります。

しかも焼き色がついていないので焼き足しを繰り返すので

生地の水分が飛んでしまいパサパサしたパンができあがります。

 

お使いのオーブンによってクセが違います。

予熱がどの位の時間で完了するのか、焼き色がつきにくいところはどの場所かなど

知っておくとパン作りだけでなくお菓子作りでも役に立ちますので一度調べてみてください。