パンの材料(主材料)
パンは小麦粉(強力粉)・酵母・塩・水があれば作ることが出来ます。
これら4つの主材料に「油脂」「糖類」「乳製品」「卵」などの副材料を加えて
色々な風味や食感のパンを作っていくのです。
小麦粉(強力粉)
パンの主成分です。
小麦に含まれるたんぱくに水分が加わり捏ねられることによって
グルテンが作られます。
グルテンは生地を膨らませてくれ、支えてくれる骨格の役割を果たします。
たんぱく質の量で薄力粉、中力粉、強力粉に分類されます。
強力粉の中でも
- 準強力粉(約10.5~12.0%)リスドォル
- 強力粉(約11.5~14.5%)カメリア
- 最強力粉(約13.5~15%)スーパーキング
と3種類に分けられます。
(たんぱく質量が多い程、パンにボリュームが出てふっくらしたパンに)
お教室では作るパンによって上記3種類の粉を使い分けて
レッスンさせていただいております。
パン作りに慣れてきたら粉をブレンドして
オリジナルの粉を使ってみるのも楽しいと思います。
国産小麦粉を使用される場合は水分量に気を付けて作るようにしてください。
小麦粉に含まれるたんぱく質の量が少なく必要とする水の量が少ないからです。
保管は開封後なるべく早く使いきるようにし、
湿気を含まないように密閉してください。
酵母(イースト)
酵母とは自然界に生息する微生物でパン作りにかかせないものです。
水や養分を与える事により生地を膨らませます。
など様々な種類があります。
生イーストは保存期間が短くおうちで使うには不向きです。
しかし発酵力が強く、糖分の多い生地でもしっかり発酵しますので
機会があれば使ってみてください。
インスタントドライイーストの代わりに使用する場合は約3倍量で使用します。
おうちでは手軽に使えるインスタントドライイーストがオススメです。
保管方法は開封後は密閉後、冷蔵庫か冷凍庫へ入れるようにしてください。
塩
パンの味を整え、生地の弾力を強めます、
入れ忘れると生地がダレてしまい味がぼやけてしまいます。
逆に入れすぎると酵母働きを抑えてしまい
膨らみが悪いパンになってしまうので気を付けてください。
水
水の作用しては以下の通りです
日本では水道水で美味しいパンを作ることが出来ます。
ミネラルウォーターを使用する場合は硬度をチェックしてみてください。
硬度が高いものを使用するとグルテンが強くなりすぎて
生地の表面が荒れてしまったり、発酵が遅くなったりパンが固くなりやすいです。
アルカリイオン水もパン作りには向きません。